犯罪王クロイツ特集① 衣装編

2019年11月26日

寒くなるかと思ったら、全然寒くならなかったー!
身構えてたので、なんだよー!という気持ちです。
や、全然いいんですけどね。
むしろこのまま春が来たっていいくらいです。
ばっちこいです。
そんなわけにはいかないもんなぁ…




どうも、管理人です。
犯罪王クロイツ特集のはじまりはじまり〜!
ドンドンパフパフ!
(これってもしかしてもう古い表現でしょうか)

というわけで、
今週は少しずつ、宇宙水槽ならではの裏方陣の推しポイントを紹介していきますよ。




《 犯罪王クロイツ特集① 衣装編》




宇宙水槽の特徴は、ロマンに満ちた世界観。

ある時はエイプリルフールに愛を叫ぶラブロマンス、ある時は中2心をくすぐるジャンケンバトルのとんでもコメディ、またある時は田舎町でのヒトツ目のお面の謎をめぐる怪奇な物語。

そしてこの犯罪王クロイツ裏×表公演は、小さな出会いから生まれた幻想的な悲劇、です。

犯罪王クロイツ特集① 衣装編

写実的な映画とはまた違う、イラストの中のような世界観を支えているのが、宇宙水槽の裏方陣です。
とくに、衣装と小道具と装置は、お客様の心を視覚的に引きつけようといつも奮闘しています。




さて、今日紹介するのは衣装班。
宇宙水槽の衣装は、既製品を集めることもあります。が、今回の物語はファンタジー。舞台は日本どころか、海外のどこにもない想像の世界の想像の街です。ですから、なるべく日常感・生活感を出したくなくて、今回は主要な衣装はほぼ手作りです。全体としては、7〜8割くらい…??

ええ、私が鹿児島での公演前の期間、ブログ丸投げせざるを得なくなった理由の大半はこれです。
なんたって衣装制作班の主力メンバー(ミシン持ち、型紙と本があれば服が作れる人員)メンバーは3人、+外部要請約1.5人。そして衣装を作る必要のある役者は裏表合わせて16人いました。これを、約2か月で用意しました。
この過密スケジュールは誰のせいかって?
ええ、仕事の遅かった私です。
みんなありがとう。本当にごめんね。




気を取り直して、
衣装班の推しポイントは、世界観を助長するようなあらゆる白黒模様、です。

犯罪王クロイツのテーマカラーは、ズバリ白と黒。
光と闇、無罪と有罪、真実と嘘、神と厄災、希望と絶望。
ですから衣装も(金属等の金銀を除いて)全て白と黒で統一してあります。とはいえ、みんな白一色、みんな黒一色ではつまらないし、キャラクターをわかりやすくするためにも、それぞれ違う模様を与えてあります。

チェック模様の友人。
星模様の司祭。
薔薇模様の女医師。
ピンストライプのマフィアの男 。
千鳥模様の不良少年。
ボーダー模様のマントのクロイツ。

そして、物語の傍観者である看守人は溶け込むような真っ黒、
物語のヒロインである聖女は浮かび上がるような真っ白です。

犯罪王クロイツ特集① 衣装編

犯罪王クロイツ特集① 衣装編

犯罪王クロイツ特集① 衣装編

※一部衣装イメージ




お店の布やネットの画像とじっくりにらめっこ。
ぼんやりした柄はパッとしないし、大柄過ぎるとカッコ悪いし。布選び・柄選びは時間がかかるけど楽しい作業です。
既製品ではなかなか難しい、地味だけどウキウキするこだわりです。
キャラクターの模様を探しながら、カッコ可愛い宇宙水槽の衣装も、物語と一緒に楽しんで頂けたら嬉しいです。






犯罪王クロイツ特集① 衣装編

犯罪王クロイツ特集① 衣装編

演劇集団宇宙水槽 熊本遠征公演『犯罪王クロイツ』

脚本・演出:宮田晃志
日時:2019年12月7日(土)18:00
        8日(日)12:00/16:00
会場:早川倉庫(熊本市中央区万町2-4)
料金:一般2,000円(当日2,500円)
   高校生1,000円(当日1,500円)



看守人オセロ・シクロロは、真夜中にその牢獄を訪れた。
最後にクロイツに会うために。
そこは死刑囚だけが入る特別な独房。
刑の執行を待つクロイツは、ひとり月明りを見上げていた。
窃盗強盗詐欺殺人、ありとあらゆる犯罪に手を染め、
そのうえ許しがたき大罪を犯し、死刑を宣告された人物。
「ねえオセロ、僕の話を聞いてくれないか?」
その夜、クロイツは静かに語りだした。
それはクロイツが生まれ、そしてここに戻ってくるまでの、数奇な人生であった。
クロイツを取り巻く同じ名前の違う世界。
それは、裏側から見たクロイツの最後の物語。



Posted by 宇宙水槽 at 20:17│Comments(0)
 
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